熊野市・花の窟神社に行った
昨日、三重県は熊野市にある花の窟神社に行ってきた。
新幹線と特急を乗り継いで、東京から日帰りの弾丸ツアーだ。
海岸の道路からちょっと脇道に入ったところに、こんな感じで鳥居がある。
脇の説明書きはこんな感じ。読めるかな?
巨岩をご神体とする自然崇拝的な神社、とのこと。
鳥居をくぐってずーっと進むと、奥に、こんな岩が現れる。
ご神体というか、、、れっきとした、岩山だ。
ちょっと見にくいけど、上のように縄が渡してある。これが、年に2回架けかえられる大縄。
岩盤から、結構強烈な氣の圧のようなものを感じる。
人が作った神社とはかなり趣の違う、鮮烈な空間である。
こういう自然そのものの雄大な存在感に接すると、、、人の心はたいてい、謙虚になる。
別にご神体と銘打ったものじゃなくてもいい。海とか、山とか、川とか、日の出とか。そういうものに接すると、人はしばしば「自分の存在がちっぽけであること」や、「自分の命の源がこういった自然の中にあること」を感じて、ありがたや、という気持ちになる。
自分が、「生かされている存在」だと気づく、そんな感じ。
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現代の社会では、私たちは通常、人に迷惑をかけずに自力で生きることが奨励されている。
そして都会の生活システムの中では、ある程度のお金さえあれば、あたかも人に迷惑をかけていないような感覚で生活することができる。
まあ、文明化とは、そういうシステムを作り上げることだったといっても過言ではないだろう。
そんな中で私たちは、「人に頼る」とか「迷惑をかける」ような生き方は、よろしくないという考え方に陥りやすい。
その発想自体がすでに傲慢で、勘違いなのだ。