笹井芳樹氏の自殺について
とても残念なことだ。
このできごとを「残念だ」と思うのには、いくつかの理由がある。
(1)未来のある優秀な研究者の命が失われたこと。
STAP細胞の件はともかくとして、彼がこの先、科学者としてさまざまな成果を挙げる可能性を持った人材だったことは間違いないだろう。そういう人材を失ったのは残念。
(2)STAP細胞の問題の真相究明において、大きなカギを握るであろう人物がいなくなったこと。
これによって問題の解明が難しくなった。
この2点については、多くの人も同様の感想を抱いていると思う。
加えて、僕の中ではもう一つ、とても残念なことがある。
「生命科学」の第一線にいる研究者が、自らの命を絶ったことだ。
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将棋とチェスの違いから、生命観の東西比較について考える
将棋のNHK杯テレビ中継を見たあと。
ふと思いついて、チェスに「感想戦」があるのか、調べてみた。
答えは、一応「ある」。
まあ、感想戦という名前は本来、将棋で使うもので、囲碁では「局後の検討」、チェスでは「post mortem」というようだけど、趣旨は一緒。
wikipediaより引用_________
感想戦(かんそうせん)とは、囲碁、将棋、チェス、麻雀などのゲームにおいて、対局後に開始から終局まで、またはその一部を再現し、対局中の着手の善悪や、その局面における最善手などを検討することである。
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ただし、ネット情報をいくつか見た印象では、将棋ほどには必須とされていないみたいだ。
やった方がためになるので推奨されているけど、プロの大会でも、やるときもあれば、やらないこともある、ということのようで。
将棋の場合、プロ、アマ問わず、公式な対局では必須。
まあ普通の人の趣味対局はともかくとしても、街の将棋道場などでも感想戦をやるよう指導してるって聞いたことがある。
基本的に、「感想戦まで含めて1局」という考え方があるのだろう。
なぜこんなことを思いついたかというと、、、
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意外な仕事が舞い込んだらできるだけ引き受けよう
物書きとしての自分の仕事のメインは、雑誌やネットの媒体、書籍などに文章を書くこと。
医療・健康に関わる仕事が多いけれど、時おり、「そのネタ、僕に来ます?」って思うようなお題をいただくこともある。
最近でいうと、現在発売中の日経ビジネスアソシエ7月号で、なんとドラッカー先生の時間管理に関するお話を執筆した。
・・・ごめん、この依頼をいただくまで、「もしドラ」しか読んだことなかったです、すみません。
ほかにも、歴史物とか、エネルギー問題、法律に関するお題をもらったこともあった。
さらにいうと、執筆というカテゴリーから明らかにはみ出た、商品開発のサポート的なお仕事をいただいたこともある。
そんな“想定外”のお話をいただいたときは、できるだけ受けることにしている。
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Catfish Keithのアコースティックブルース
ストレス反応は友達。私を守っている
TEDのレクチャーで、おもしろいスピーチを見つけた。
スタンフォードの心理学者、ケリー・マクゴニガルが語るストレスの話。
英語のスピーチですが、平易な表現ではっきりしゃべっているので、かなり聞きやすいです。
くわえて、こちらにスピーチを書き起こしたテキストがあります。
最初は英文が出ますが、「Japanese」を選べば翻訳文を読めます。
ポイントは3つ。
(1)ストレスが健康を害するのは、「ストレスは体に害だ」と信じている人において起きる現象。そう思っていない人は、強いストレスがかかっても死亡リスクは上がらない。
(2)ストレスを負荷する実験で、被験者に「ストレス反応はあなたの体を助ける働きをするものだ」と伝えておくと、血管が緊張しないため、心拍や呼吸数が上がっても不健康な状態にならない。これは「喜び」や「勇気」を感じているときの身体状態に近いという。
(3)ストレス時にはオキシトシンが分泌されて、ストレスによる身体へのネガティブな影響を軽減させ、体の回復力を高めている。オキシトシンは人との接触や交流で増えるため、ストレス時には人と交わることが有効と考えられる。
総じて、ストレスをどういうものととらえ、ストレス下でどんな行動をするかで(つまり自分の選択次第で)、ストレスの身体への影響は変化させられる。
大事なことは、ストレス反応を「敵」ではなく、「自分を守るもの」ととらえて、感謝して受け取ること。
そして、人とのつながりを忘れないこと。
断食で免疫細胞の増殖が刺激される
ラジオで「スゴイカラダ」を語ります!
ラジオ出演が決まりました!
月〜金の朝5時〜6時
この中の、5:54ころから5分程度、「ラジオ人間ドック」という健康コーナーです。
来週、5/19〜23の5日間、毎朝放送されます。
かなり早朝ですが、この時間に起きている方は、ぜひ聞いてみてください。
先ほど収録してきたのですが、なかなか傑作な感じのおしゃべりになりました(笑)
「こんなのでいいんですか?」と何度も聞きましたが、「OKです。面白いです」と高嶋さんにおだてられて(笑)、その気になって好きなようにしゃべらせてもらいました。
基本的には『スゴイカラダ』に収録されている内容をネタにしています。
「カラダってすごいなぁ」を、ラジオでもお楽しみください。
うんこに「ありがとう」を言おう
もう10年以上になるでしょうか、僕はトイレでうんこが出たあと、そいつに向かって「ありがとう」と声をかけることにしています。
これを始めたきっかけの発想は、「なにか食べるときに食べ物に向かって“いただきます”というのだから、出てきたものに対しても何か言った方がいいよな」と考えたから。
で、、その後、うんこの組成のうち食べ物由来の成分は3分の1程度で、あと3分の1は腸内細菌であることに気づきました。
まあ、腸内細菌に向かって「ありがとう」というのも悪いことではないと思うので、これはこれでありでしょう。
それで、、、最近気がついたのは、さらに残った3分の1ははがれ落ちた腸粘膜、つまり腸上皮細胞の死骸だ、ということ。
上皮細胞は新陳代謝でつねに古いものがアポトーシスで死に、新たな細胞に入れ替わっているわけです。腸上皮細胞の代謝サイクルは確か1〜数日程度。
これが死なないとどうなるか、、といいますと、死ななくなったやつが大腸がんになるわけですね。
ということは、、、この「ありがとう」には、「大腸がんにならなくてありがとう」という意味もあるわけだ。。と思ったのでした。