発売開始!「カラダの声をきく健康学」
フリーランスとして独立してから約2年、最初の著書がようやく発売になりました。
この表紙↑を書いてくれたのは、日経ヘルスでもお世話になってる江田ななえさん。
僕が大好きなイラストレーターさんです。
で、この画像ではわからないけど、本物には帯がついています。
これがまた傑作なのです。
版元の岩波書店の新刊紹介サイトに、著者からの紹介文を書いて欲しいといわれたので、こんな文章を寄せました。
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「健康」って何でしょう.現代は健康になるための情報=健康情報であふれています.情報がうたい文句通りに役立つのなら,情報が増えるとともにみんなどんどん健康になっても良いはずですが,実際の世の中はそんなふうには見えません.テレビの健康番組が取り上げた食品があっという間に店頭から消える現象などは,むしろ病的な印象さえ受けます.何か根本的なところがおかしい――.健康雑誌のデスクとして10年以上仕事をしてきた中で,こんな疑問が私の頭から離れなくなりました.今の私たちは,「情報」という外部刺激に意識を奪われることで,体の内側からの情報=「カラダの声」を見失ってるのではないでしょうか.そしてそこから,過去にはなかった新しいタイプの健康問題が生じているように思えます.長年の取材をベースに,現代の私たちが直面している,心と体がもつれた状況をひも解いていきます.
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これまで雑誌の世界での執筆ばかりだったので、200ページの単行本を書き上げるのはなかなか大変でしたが、何とかここまでこぎ着けることができました。
ゲラを何度も読み返しましたけど、かなり面白いですよ〜。
そりゃあそうです。僕が一番書きたかった内容を、僕が気に入るような文体で、1年以上時間をかけて書いた文章なのだから。
自分が気に入らないはずがない(笑)
「で、この本は何に効くの?」って思いました?
効くとしたら肩凝りでしょうか。あとは、便秘とか。
でもそれ以上に効くのは「頭でっかち病」です。
原発のtweetの見過ぎで頭がオーバーヒートしてるような人に、ぜひおすすめします。
すでに予約してくれたみなさん、ありがとうございます!!
そしてまだの方は、なくなる前にぜひ!!!
カラダの声をきく健康学 | |
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