だからやっぱりギブソンが好き

Gibsonの古いギターと、ラグタイム音楽、そしてももクロをこよなく愛するフリー物書き、キタムラのブログ

ケータイを換えた

さて、ケータイを換えるというミッションが、昨日、無事に完了した。

 

手に入れたのはこれ。

iPhone XR の赤。

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ちなみに今まで使ってたのはこれ。

Casio G's One type-x

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こっちも赤。

 

こうやって並べてみると、なんとなく、デザインセンスが似てる気も、しなくもない。

 

そう、最終的に購入に至ってみて思ったのは、こういうことなのだ。

 

僕がケータイを換えることにこれまで前向きになれなかった最大の理由は、どうやら、G's One のデザインをとても気に入っていたから、なのである。

 

これを手放して乗り換えたいと思えるようなかっこいいスマホに、これまで出会えなかったのである。

 

(いや、そんなに熱心に商品チェックしてたわけではないので見落としも多々あると思うけど、時にショップの店頭などでザーッと眺める範囲では、ピンときたものはなかった)

 

で、、とはいえこのG's Oneももう10年近く使ってきて、いろいろ壊れてるところもあり、さすがにそろそろ換えなきゃ、、、となったときに、現在流通しているスマホをネットでいろいろ眺めていたら、、、

 

おや、、このXRというiphoneは、カラーバリエが豊富なのがウリなんだ、、ということを知った。

 

白、黒、のような一般的な色以外に、赤、黄、ブルー、オレンジなどが揃っている。

 

ほほ~これならいいかも。。

 

と、ここで俄然やる気になってきたのである。

 

それで、ネットの画像ではよくわからないのでとにかくナマで見ようと、ビッグカメラへ行ってみた。

 

全色眺めた結果、自分の中では、圧倒的にこの赤が、かっこよかった。

(ネットで見てたときは黄色やオレンジ系も気になってたんだけど、じかにみるとこのへんのカラーは意外としょぼくて、、まあ、好き好きだけど、僕の好みじゃなかった)

 

と、、ここまでくれば、あとはもう事務的な手続きだけ。

 

昨日、無事に入手へと至りました。ちゃんちゃん。

______

 

何かを選択するときは、選ぶための様々な基準、いろんなものさしがある。

 

スマホのような商品を選ぶときなら、価格、機能、処理能力、使いやすさ、デザイン、重さ、、、のような要素が考えられるだろう。

 

このうちどの要素をどう重視するかは、個人の価値観による。

 

たとえば「機能」と一口に言っても、ひたすら多機能なのが好きな人もいれば、全体的にはシンプルでいいけどこの機能だけは外せない、のようなこだわりポイントがある人もいるだろう。

 

僕は、自分がデザイン重視の人間だとは、これまであまり思っていなかった。

 

デザイン=外観、見てくれ的な要素であり、どちらかというと表面的なもので、本質じゃない、と、そんなふうに思っていた(思いたがっていた)。

 

おれは、本質より外観にこだわるような、そんなチャラいやつじゃない、ということだ。

 

だけど、、、今回の買い替えで、自分の中にはっきりと、「デザインが気に入らないものは買う気がしない」という性質があることがわかった。

 

デザイン性抜きで、価格や機能性だけでスマホを選ぼうとしていたから、やる気が出なかったのだ。

 

で、、これ、たぶん、自分の親や家族、近しい友人などに聞いたら、みんなこう答えると思う。

 

「そうだよ、あんたは前からそういう人だよ。いまさら何いってるの」

 

確かに、そうなのである。

 

就学前の幼稚園児の頃、外出時に着ていく服を母親が準備したとき、「そのズボンには、これじゃなくてあっちのシャツじゃなきゃ合わない」などとけっこうめんどくさいごね方をしたとか、社会人になってネクタイ1本買うためにデパート2軒隅から隅まで歩き回ったとか、そういう感じの逸話が、実はいろいろある。

 

そうか、そういうやつだったよなぁ、自分。

 

そういう部分を、なぜか、認めたくなかったんだな。

 

「片付け術」でいまや国際的に名が知られるようになったこんまりさん(近藤麻理恵)は、ものを整理するときの基準として、「そのモノに、ときめくかどうか」が最優先だ、と語っている。

 

僕の場合は、「ときめくデザイン」が欲しかったのだ。

 

、、、ということを自分で認めたら、なんだかとてもすっきりしたのでした。