京都の書道道場で、ヒモトレと書道とギターをやってきた
先週の土曜日、京都に行ってきました。
書道家の武田双鳳さんが、ご自身の道場で開催しているヒモトレ講習会に参加するためです。
指導しているのは、“京のヒモ魔人”との異名を持つ、つじ鍼灸院の辻敦志さん。
武田さんには、先日発売になった『ヒモトレ入門』に記事を載せるために、インタビューさせてもらいました。道場での指導に、ヒモトレや骨ストレッチを取り入れて、大きな成果を上げているそうで。
「骨」と「ヒモ」というのは、まさに僕自身の関心領域ともピッタリ重なっているわけで、インタビューは、それはもう、とても楽しい、大盛り上がりの時間だったのです。
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でも、実際にそれで書道がどんなふうに変わるのかは、まだ自分で体験していなかった。
ならば、せっかくのご縁だし、この講習会で書の体験をさせてもらおう、、と、そんな気持ちでした。
さらにもうひとつ。
一つ前の記事でも書いたように、僕自身は、ヒモによる体の変化を、ギター演奏を通じて強く実感しています。
それを、いろんな人に伝えたいという気持ちもあるのです。
なので、書道の講習会なのに、ギター持参で行きました(笑)
武田さんには「ギター弾きますんでよろしく」と、無茶なお願いをしておいて。。
辻さんのヒモトレ講習会は、自分の体の変化をどうやって捉えるか、という部分で、さまざまな工夫をされているのがとても印象的でした。
これまでにない、新しい発見がいくつもありました。
で、、、1時間ぐらいいろいろやったあたりで、武田さんから、「じゃあ北村さん、ギター弾きます?」との声が。
おお、きましたか。では、はい。
、、、というわけで、ヒモトレ×ギターの実演デモをさせてもらいました。
実際に目の前で弾くと、音やリズムの変化が、かなりリアルに感じていただけたように思います。
ただし、、動画や写真、録音などは、何も残っていないのです。。。
そこで、どんな感じだったのか、同じような段取りを辿った動画を撮ってみました。
いわゆる「再現映像」ってヤツですね(笑)
、、、、改めて眺めてみると、音の変化以上に、体の動きの変化の方がわかりやすいかも、ですね。
最初、ヒモなしのときは、いかにも全身が固い。表情も固い。口がへの字になってます。
で、、そこからまず上半身にヒモを巻いていくと、まず上の方の動きが良くなる。
その結果、5分あたりの演奏では、骨盤が後傾して、体の上下のバランスがむしろちょっと崩れ気味になっているようにも見えます。
そのあと脚にもヒモを巻くと、、、下半身の動きが良くなり、そこから座った姿勢がどっしりと安定していきます。
そうなることで、音もいい感じに落ち着き、、とくにリズムがよくなっているように聞こえます。
いかがでしょうか。
最後まで聞いた上で、もう一度最初のヒモなし演奏に戻ってみると(1:00あたり〜)、違いを実感しやすいかもしれないです。
※5/30追記
武田さんの教室での演奏、録画してくれていた方がいました!
武田さんがFacebookにアップした動画をリンクしておきます。
で、、講習ではそのあと、念願の書の体験もさせていただきました。
書道の筆を持つのは、、、何年ぶりだろう? 40年以上のご無沙汰だと思います。
正直なところ、子供のころにやった(やらされた)書道は、あまり楽しい思い出ではないのですが、今回の体験はかなりおもしろかったです。
ひたすらぐるぐると、渦巻き模様を描くのとか。
※5/30追記
こちらも、当日の写真がありましたので、リンクしておきます。
武田さんによると、「筆は感覚の拡大鏡」といわれるのだそうで。
筆で触れると、紙や敷物の質感などのごく微細な感触が、細やかに感じ取れるらしい。
まあ、そんなこと言われても素人には??という感じなのですが、、、それでも体にヒモを巻いていくと、筆から伝わってくる感触が、確かに、徐々に鮮明に浮かび上がっていくような面白い変化がありました。
うん、これは実に興味深い。
というわけで、、ヒモトレの世界は、ますます、楽しいです。