傷を負った細胞を、幹細胞が“治療”する(論文クリップ)

EMBOジャーナル掲載の論文。

ぜんそくなどで傷ついた肺の上皮細胞の修復を助けるため、周囲にある幹細胞(間葉系幹細胞)が、ミトコンドリアを注入するという。この注入プロセスを制御するのは、Miro1というタンパク分子。この分子の発現を増やすとミトコンドリア移行が促進され、発現量を減らすと移行が減る。

組織中の幹細胞は通常、死んだ細胞を穴埋めすべく、自分が分裂・分化する機能を担う。この研究によれば、間葉系幹細胞は穴埋め以前に、けがをした細胞の“治療”をも行っていることになる。

DOI: 10.1002/embj.201386030 |Published 15.01.2014