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プラセボ効果(ニュースクリップ)

プラセボ効果に関するちょっとおもしろい研究。

頭痛持ちの被験者を集めて、症状が出るたびに頭痛薬またはプラセボ薬(有効成分なし)を投与。その際、どちらの薬においても「これはプラセボです」「これはプラセボか頭痛薬のどちらかです(ニュートラル)」「これは頭痛薬です」というメッセージのどれかを医師が伝えた。結果、プラセボ薬、頭痛薬とも、効果は「プラセボメッセージ」<「ニュートラルメッセージ」<「頭痛薬メッセージ」となった。頭痛薬+プラセボメッセージと、プラセボ薬+頭痛薬メッセージの効果はほぼ一緒。プラセボ薬+プラセボメッセージでさえ、無治療よりは効果があった。データ解析の結果、頭痛薬の効果のうちプラセボ寄与分は50%以上と見積もられた。

「痛み」という症状は、プラセボ効果が出やすい対象と考えられるので、この結果がすべての薬に適用できるとは思えません。とはいえ、薬効とされるものの半分がプラセボ効果とするデータはなかなか衝撃的です。

Sci Transl Med 8 January 2014:Vol. 6, Issue 218, p. 218ra5