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ストレスを力に変える「新聞パンチ」

からだ

「新聞パンチ」っていう“技”があります。

 

“技”なんていう言葉をつけるほど、大それたものでもありませんが・・・

 

やることは単純です。

準備するのは、新聞紙。

真ん中の折り目でべりべりって切って、1面大にする。

その上端を左手で持ってぶら下げ(左利きの人は逆ね)、右手でそのど真ん中にパンチを当てる。

それだけです。

 

で、、、パンチが紙を突き破って、拳が真ん中をスパンと突き抜ければ成功、というわけ。

 

やってみるとわかりますが、道具立てはなんとも安直なのに、実際に突き破るのはけっこう難しいです。

 


コツは、呼吸。
下腹(丹田)に息を下ろして、うーーーむと溜めて、そこから一気に爆発的に「ハッ!」とかけ声をかけながらパンチする。

お腹がピタッと決まるかどうか、なんですね。

イライラ、カッカしているときや、何かに思い悩んでいるときなどは、この「腹がピタッと決まる」が、なかなかはまりません。
いや、丁寧に段取りを踏めばできるんですが、イライラした状態そのままで力任せに「どりゃあぁぁ!」とかやっても、破れないのです。
今まで何度か試しに、イライラしているときにやってみたことがあるんですが(ついさっきもやってみた)、ダメでした。
それでますますイライラする(笑)

で・・・そのままじゃあイライラしっぱなしなので、丁寧に呼吸をして意識を整え、体をゆるめ、息を下ろし、しっかり下腹にこらえて、、、と段取りを踏むと、あら不思議、スパンと破れます。

こういうのも体の不思議なところ。
感覚的には、イライラしているときの方がよっぽど、力を込めている感じがあるのにね。

肚に下ろしたときは、そんなに力を入れている感じではなくなります。
ほんとに、スパン!とはまる感じ。

慣れてきたら何枚か重ねてやってみるといいです。
僕は今のところ、4枚ぐらいまでいけたことがあります。

でもね、「おっ、今日は調子がいいぞ、じゃあ記録更新だ!」みたいな欲が出てくると、、、、とたんに破れなくなったりする、1枚でもダメ(笑)

意識的に動いているんだけど、どこかでお任せしてるような感覚があるときが、うまくいく。
自力でやるという感覚だと、どうもダメなんです。

まあ、こういうのもまた体のおもしろいところ。

これを教えてくれた能楽師の安田登さんによると、これは「ストレスを力に変える呼吸」ということになるそうです。
ストレスフルな状況では、単にリラックスしようとしてもなかなかうまくいきません。
瞑想みたいなことをやっても、心がピタッと落ち着かない。

そんなときに、新聞パーンチ!

意外といいものですよ。