執筆用のカラダ、演奏用のカラダ
自宅のパソコンルーム(仕事部屋)に、最近、MRTとコンデンサマイク、マイクスタンドなどが置かれている。あとギターも2,3本。
いろいろ思うところがあって、今年は何とかソロアルバムを作りたいと思い、とりあえず録音環境を整えた。
ただ当然ながら、執筆のお仕事も入ってくる。
今月は気合を入れて録音をスタートさせたいと考えたので、いくつかの依頼を断ったのだけれど、それでもやっぱり、連載とか、だいぶ前に受けた仕事の続きとかいろいろあって、それなりの量を書かなくてはいけない。
いやもちろん、ありがたいことです。こんなご時世に仕事が入ってくるのだから。
で・・・さっき1本終わって、フーッとため息をついて、ギターを抱えてみた。
録音できそうか考えながら、自分のレパートリーの中で最も弾き慣れた曲を弾いてみた。
まあ、最初に録音するのはたぶん、この曲になるだろうから。
で・・・弾いてみて、唖然とする。
全然ダメ。
ノリが悪い。指も動かない。
たぶん、執筆のときは執筆モードのカラダになっているのだと思う。
アタマを全開にして、一気に言葉を書き連ねていくのに必要なカラダ。
で、その状態はおそらく、音楽には向いていない。
著書「カラダの声をきく人間学」の中に、イライラしながらギターを弾くと音ががさつになるというエピソードを書いたけれど、別にイライラしていなくても、頭脳モードに入っているだけでも、音は荒れるみたいだ。
あ・・でも、こうやって書いているうちに少しあくびが出てきたから、、、たぶんゆるみ始めている。
まあ、この流れに乗って、気を下げるゆるゆる系の体操でもやってみよう。。
でも、、、レコーディングにはまた別方向へのテンションを上げなきゃいけないし・・・今日は難しいかも・・・