だからやっぱりギブソンが好き

Gibsonの古いギターと、ラグタイム音楽、そしてももクロをこよなく愛するフリー物書き、キタムラのブログ

やあ、もう師走だ

ずいぶんと書き込みがごぶさたしているうちに、もう師走ですか。

今日あたりは気温もぐっと下がって、ようやく冬らしくなってきました。 皆さま、以下がお過ごしでしょうか。

 

いや、書けそうなネタがないわけじゃないんですよ。 けっこういろいろと「ああ、これブログに書くのにちょうどいいかも」って思ったネタはあったんです。 ただ、何だかいろいろなことをやっているうちに時間がなくなって、・・・

で、そうこうするうちに、何を書けばいいと思っていたんだったか忘れてしまうという・・・ということはつまり、最近の自分の中で「ブログを書く」という行動の優先順位が、なぜか下がっているということですな。 要は、ちょっと飽きているということか(笑)

 

せっかくなので、最近の身の回りのおもしろい出来事を思い出しつつオムニバス形式で書いておきます。

 

●能を見に行きました

天籟(てんらい)」という、安田登さんがやっているNPO法人が主催する能の会で、演目は「船弁慶」。

事前に「能を楽しむためのワークショップ」というものがあり、ストーリーを一通り教わりつつ、鼓や笛などもサワリを練習してみるという機会を持っていたので、当日の謡のセリフは9割方聞き取れなかったにも関わらず、音楽を取っ掛かりにして最初から最後まで眠らずに楽しめたという奇跡的な機会でした。

 

ロルフィングは全10回のうち6回目まで修了。来週の7回目は、どこぞの穴に指を突っ込んで・・・という普通ちょっとやらないタイプの施術が待っているらしい(笑)

体の感じは・・・確かに変化を感じます。体が変わったというより、体の操作法が変わってきた感じ。つまり「直してもらった」というよりも「いろんなことに気付いた」という感覚が強いです。

自分が今まで「真っすぐ立つっていうのはこんな感じ」と思っていた姿勢の感覚が、意外と真っすぐからずれていて、実際に真っすぐになってみると、いままであまり働いていなかったいろいろな部位の筋肉が働き始めたり、感覚が通っていなかった場所が働き出したり・・・といった経験を積み重ねています。

通っているスタジオは光が丘にあるのですけど、家からはかなり遠い。 でも、近くにものすごくうまいそば屋があるので、それを励みに通っています(笑)

 

●1月にライブが決まりました。それに向けて練習中。

 

●仕事はまあ、ガーーッとやってはボーーッとしばらく休み、という感じですね。 最近は少し医療系の記事も書いています。例えばこんな感じ

 

●最近読んだ本でおもしろかったのは、池谷裕二さん(脳生理学)と鈴木仁志さん(弁護士)の対談で「和解する脳」。

和解する脳
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法律家という仕事も結局は人間を相手にするわけだから、人の振る舞いの法則、ひいては脳の性質を知らずにはやっていけない、と考えた弁護士さんが、法律を巡る日々の仕事の中で感じたことを池谷さんにぶつけていくわけですね。で、池谷さんがそれに「はいはい、それは脳の働きでいうとこんなことがわかっていて・・・」などと応じる。

糸井重里さんとの対談本の出発点が好奇心だったのに対し、こちらはもっと実務寄りのところでお話が進みます。

 

●もう一つ面白かった本はこれ。 時代小説です。僕が紹介する本としては非常に珍しいジャンルですね。

恋の手本となりにけり
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恋愛もの?と思いたくなるタイトルですが、ちょっと違うんだなこれが。

主人公は若いころの遠山の金さんという設定で、たまたま遭遇した謎の人切り事件の真相を追いかけるうち、人間の心の奥深くに潜む闇と希望のもつれをひも解いていくことになるのです。そのあたりの展開が、なかなかお見事。

 

著者は、、実は僕の仕事仲間でもある友人。この度この作品でとある文芸賞を受章し、見事に作家デビューを果たしたのです。

ただ、そういうひいき目を抜きにしても、読み物としてすごく楽しめると思います。

 

●僕自身の本の出版プランも、どうやらカウントダウンに入りました。 とはいえまだしばらく先ではありますが。でもゴールのメドは見えてきた感じです。