だからやっぱりギブソンが好き

Gibsonの古いギターと、ラグタイム音楽、そしてももクロをこよなく愛するフリー物書き、キタムラのブログ

【マイギブソンその6】隠れた名機「J-185」は、戦前ギブソンの後継者

僕が思うギブソンアコギの絶頂期は、1930年代。 もともとマンドリンとアーチトップで培われた音づくりのノウハウが、フラットトップという異分野楽器でも結実し始め、、、 非常にユニークで、かつクオリティーの高いモデルが、次々に生まれていた。その代表…

【マイギブソンその5】Gibsonフラットトップの最高峰「Advanced Jumbo」(1939)

1930年代、アコースティクギターは大型モデルの時代に突入した。先鞭をつけたのは、Martin社。1916年からOEM生産で作っていたドレッドノートと呼ばれる巨大ボディのギターを、1931年から自社製品としてリニューアル生産。 D-1(マホガニー)、D-2(ローズウ…

【マイギブソンその4】アーチの音がするフラットトップギター「Nick Lucas Special」(1934~38)

現在、「アコースティックギター」といえば、大抵の人が、フラットトップ、いわゆるフォークギターのようなスタイルのギターを思い浮かべることだろう。表面板が真っ平らで、真ん中に丸い穴(サウンドホール)が空いている。 弦の端を止めるブリッジは、トッ…

1900年代のF-3を試奏してきた

いま新大久保TC楽器にトンデモナイ楽器がある。 www.digimart.net 1900年代ひとけた年のF-3マンドリン。特徴的なシマシマバインディングは、写真でしか見たことなかった。 何事も経験だと思って、試奏させてもらった。 すごいです。グゥワァァァーーンと広が…

【マイギブソンその3】丸穴&極厚トップ。“原初的アーチトップギター”「L-4 (1926)」

フラットマンドリンから始まった、ギブソンの歴史。 ギブソン社の歩みが始まった1900年代初頭は、音楽シーンにおいても、マンドリンを使った音楽が流行していたのだという。 それは、19世紀末〜20世紀のアメリカに、新移民と呼ばれるイタリア系移民が多数、…

【マイギブソンその2】ギブソンの原点はマンドリン。ってことでこれでしょ「A-4 Mandolin 1916」

ギブソンの原点は、マンドリン。 そして僕が好きな音は、どうやらその原点のサウンドにあるようだ。、、ということに気がついた時点で、これはもう理論的必然である。 ギブソンのオールドマンドリンを、手に入れなければいけない。 こう思い始めたのは、ちょ…

【マイギブソンその1】音もスタイルもマンドリンのような超個性派「Style 0 artist 1920」

Gibsonが楽器メーカーとして創業したのは、1902年とされている。 だが、その本当の出発点は、世紀の境目をまたいで遡った1894年。 この年、Gibsonというブランド名の由来にあたる人物、オーヴィル・ヘンリー・ギブソン氏が、自宅併設の工房で、マンドリン製…

有安杏果「POP STEP ZEPP」ライブ@ZEPP TOKYO(7/23)

有安杏果は、本当に、スペシャルなシンガーだ。一昨日、お台場のZEPP東京でのライブで久しぶりに彼女の歌を聴き、そんな思いを強く感じた。 ____________ あの、ももクロ電撃脱退から1年半。 今年のはじめ、1年の休止期間を経て、アーティスト…

戦前ギブソンの音(1920年 Style 0 動画あり)

1920年製のギブソン Style 0 youtu.be Style 0は、1900年代から作られているモデル。ギブソン最初期を代表するギターといえるだろう。 削り出しアーチトップにオーバルホールという、いまどきほとんど見ないスタイル。さらに、マンドリンのような渦巻き状の…

戦前ギブソンの音(1930年代後半 Nick Lucasモデル 動画あり)

古いギブソンで1曲動画を撮ったので、載せておくね〜 テネシーワルツ。 www.facebook.com 使用ギターは、Gibson Nick Lucas。正確な製造年はわからない(笑)けど、たぶん1930年代の後半生まれでしょう。今のギブソンアコギとは全然違う音。まるでアーチト…

ラグタイムギターに入っていくきっかけは、「中島みゆき」だった

中1でギターを手に入れ、嬉々として弾き始めた日々。最初に取り組んだのは、いわゆるフォークソングの弾き語りである。確か、ギターを買ったお店の人が、おまけで「初めてのフォークギター」みたいな入門書をつけてくれた。その最初に載っていた曲が、「い…

40年も挫折せず、飽きることなく、ギターを弾き続けられた理由

ひとつ前の記事でも書いたけど、僕がギターを弾き始めたのは中学1年の時。13歳ぐらいの時だったと思う。 で、いま55歳だから、もう40年以上も、ギターを弾いているわけだ。 自分としては、単純に、好きなことだから続けてきた、というぐらいの意識なのだけ…

そもそも何でギブソン?

昨日も書いたように、僕はギブソンのギターの音が大好き。思えば、ギターを弾き始めた初期の頃から、ずっとそうだったような気がする。 このギブソン好きは、どこから来たんだろうか? 今日は、自分の好みのルーツを掘り下げてみたい。 僕が最初のギターを手…

ブログタイトル変えてみた ギブソン、ももクロ、ラグタイム

4月になって、新年度。 新しい元号も発表されたことで。 ほな、うちもちょっとイメチェンしよっか、ってことで、ブログタイトル変えてみた。 ギブソン、ももクロ、ラグタイム。 まあ、僕が好きなもの3つ並べた、そのまんまやね。 というわけで、今日からこ…

ケータイを換えた

さて、ケータイを換えるというミッションが、昨日、無事に完了した。 手に入れたのはこれ。 iPhone XR の赤。 ちなみに今まで使ってたのはこれ。 Casio G's One type-x こっちも赤。 こうやって並べてみると、なんとなく、デザインセンスが似てる気も、しな…

ケータイ更新というミッションを前にした憂うつ

年が明けたあたりから、喉にひっかかった魚の小骨のように、頭の片隅から離れない懸案事項がある。 ケータイを換えなきゃ。 1月中に換えなきゃ。 僕がいま使っている携帯電話は、、、 これは何年から使い始めたんだろう? カシオのガラケー。もう相当な年代…

「誕生日おめでとう? 何がめでたいの?」

誕生日のあいさつといえば、「おめでとう!」が定番。 リアル人間関係でも、フェイスブックなどのSNSでも、誕生日には多くの人が、「おめでとう」という言葉を寄せてくれる。 ありがたいことである。 ※あ、、ちなみに今日は僕の誕生日ではないからね。笑 た…

ひさびさのファスティング体験と、man3DAL(マンサン)、そして内臓の弾力の感触

めちゃ久しぶりに、ファスティング(断食)をやった。 準備食2日+酵素ドリンクのみ3日+回復食野菜スープ3日。 10月29日スタートで、昨日(11月5日)までね。 仁さんとこのカウンセラーさんのしゅーくんが部長になって、 オンラインでサポート受…

自分の背中が観えると、、

最近ふと思いついた、ちょっと面白い健康法(という呼び方はやや違和感があるんだけど、まあとりあえずそういうことにして)を紹介します。「呼吸」「姿勢」「内観」などに興味がある方に、ちょっと試していただきたく。 必要なもの・大きな鏡(洗面台、ドレ…

「アラカン」人生、絶好調

数日前、誕生日だった。 55歳である。 1の位が5になると、四捨五入で次の大台に繰り入れられる。 おおまかにいえば、約60歳、、ということだ。 四捨五入して次の台になることを、最近は、「アラ◯◯」のような形で呼ぶようだ。 アラサーとか、アラフォーとか…

スライドギターのインスト「どうにかなるさ」

このところ、スライドギターにはまっています。 来月のライブでも弾いてみたいと思っています。 2曲、インスト演奏で、動画を撮ってみました。 「どうにかなるさ」(かまやつひろし) youtu.be Swamp Dog Blues(Mike Dowling) youtu.be

●ライブ告知 6月10日 with 浜田隆史 @沖田ギター工房渋谷店

久しぶりに、ライブでギターを弾きます。浜田隆史さんと共演。ギターリペアショップの老舗、沖田ギター工房でのインストアライブです。こじんまりとした空間なので、PAなしの完全生音でやる予定です。2018年6月10日 14時〜17時(open13時30分)場所:沖田ギ…

【ももクロ考その22】ももクロ10周年ライブ初日 4人グループとしての船出

昨日は、ももクロの結成10周年ライブ@東京ドーム。 「ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-」の初日に参加してきました。 いやぁ。見事なパフォーマンスでした。 5人だったときから一皮も二皮もむけた、「新しいももクロ…

【ももクロ考その21】変化する4人の関係性の中から浮かんできた、新しいももクロ像

昨日(3月15日)は、月1回のお楽しみ、「ももいろフォーク村ネクスト」放送日。 ももクロが4人になってからだと、3回目です。 序盤、れにちゃんのめっちゃかわいいソロ新曲で、スタジオ中がぱっと明るくなって・・・ (後ろでパーカション叩いてたフク…

【ギター1本で弾くももクロ】青春賦 有安杏果さんの卒業に寄せて

杏果さんの卒業が発表されてから最初の「ギター1本で弾くももクロ」。卒業ソングの「青春賦」を取り上げました。 youtu.be 使用ギターはGibson J-185(1956) 。Gibson のジャンボというとゴリゴリ、ジャカジャカした派手なサウンドのイメージがありますが…

そのギター、買ったまま弾いてるの? ちゃんと調整すればもっといい音になるかも、、というイベントのお知らせ

ギターが好きで、長年弾いているという人でも、楽器の調整やメンテナンスには意外に無頓着な人が、案外多い。 楽器屋さんで買った新品のギターは、たいていの場合、そのままの状態では楽器のポテンシャルがフルに発揮されない。ナットやサドルにちょっと手を…

【ももクロ考その20】4人で新しいももクロを作っていくために必要なこと(主に心理面)

1月21日を境に、4人になったももクロ。 いま、メンバーたちは、この先のイベント、全国ツアー、さらに10周年東京ドーム公演などに向け、4人編成のフォーメーションや歌唱パート割りなどに取り組んでいることだろう。 やることは山積み。 そんな忙しさ…

【ももクロ考その19】堂々「推し変」宣言・緑推しから、、変わります

21日の、5人のラストライブから10日あまり。。 先週の木曜(25日)は、「ももいろフォーク村ネクスト」だった。 この時点では、まだ4人になってから数日しか経っておらず、歌の割り付けもほとんどできていない中で、、 坂崎幸之助さん、加藤いづみさん…

【ももクロ考その18】5人のラストライブ、ももかが去ったステージに残った4人のこれから

花束を抱えた杏果の姿が、ステージ下に降りていくエレベーターに消え、、、 ステージ上に残ったのは4人。 思いのほかあっさりと、、本当に、えぇっと思って見ているうちに、、 4人になってしまった。 本当に4人になったんだ。そんな実感が、初めて湧いて…

【ももクロ考その17】杏果には自分の人生を好きなように生きて欲しい

有安杏果さんの「卒業」トピック。 昨日の電撃報告から、いろいろと続報が出ています。 とくに、テレビ朝日のインターネット放送「川上アキラの人のふんどしでひとりふんどし」に5人が生出演し、これまでの経緯やそれぞれの心境などを語ったことで、かなり…