医療/健康ニュース

断食で免疫細胞の増殖が刺激される

Cell Stem Cell誌より 2〜4日ほど断食をすると免疫細胞(白血球)の増殖が刺激される、という論文がありました。南カリフォルニア大の研究チーム。 カロリー制限の話は長寿やアンチエイジングとの関連でずっと注目を集めていますが、断食をきちんと調べて…

味の「好み」を決める遺伝子から、最適のダイエットがわかる?

現在ミラノで開催中の欧州人類遺伝学会(European Society of Human Genetics)で発表。 このページのニュースリリースの上から二つ目。 またはこちらのページ。 特定の味に対する感受性や好き嫌いを左右する遺伝子を発見。 味の好みは、その人の代謝バラン…

腸内細菌バランスをコントロールするホスト側メカニズム:カギはATPだった(論文クリップ)

腸管内の善玉菌増殖を、ホストの動物が分泌する物質が後押しするメカニズムが見つかりました。 Gastrointestinal and Liver Physiology, 2014; DOI: 10.1152/ajpgi.00357.2013 カギを握っているのはATP分子。ATPは、細胞内のエネルギー分子としてよく知られ…

レジャー運動が多ければ歳を取っても元気、でも肉体仕事は・・・(論文クリップ)

北欧からもうひとつ、非常に興味深いな研究です。 Journal of the American Geriatrics Society, 2014; DOI: 10.1111/jgs.12793 フィンランドで行われた大規模な疫学研究。 1981年に、5200人の自治体職員(40代後半〜50代)の身体活動性(体を動かしているか…

腸粘膜の面積はテニスコート並み・・・は間違いだった(論文クリップ)

ちょっと寂しい(?)ニュース。Scandinavian Journal of Gastroenterologyから 「スゴイカラダ」でも触れていますが、人間の消化管内面の表面積はこれまで、260〜300平米ぐらい、テニスコート並みの広さと見積もられてきました。 ところが、スウェーデンの…

心筋梗塞からの回復に、体内時計が貢献(論文クリップ)

Circulation Research, 2014; DOI: 10.1161/CIRCRESAHA.114.302995 サーカディアンリズムが思いのほか大きく健康に寄与している、 という知見が最近増えていますが、これもそのひとつ。 「救急医療」の現状に一石を投じる研究です。 まあ、マウスを使った動…

唾液アミラーゼの強さで、太りやすさが決まる(論文クリップ)

Nature Genetics (2014) doi:10.1038/ng.2939 唾液に分泌されるアミラーゼ(でんぷん分解酵素)の 遺伝子数は、人によってかなり違います。 少ない人は2コピー、多い人は10コピー以上あります。 この遺伝子数が多いほど、肥満になる可能性が低いという論文…

認知症が早期発見できる? 文章を読むときの目の動きをモニター

Journal of Clinical and Experimental Neuropsychology Volume 36, Issue 3, 2014 文章を読むときの目の動きをモニターすると、 アルツハイマー病による認知症が早く発見できるかもしれない、という研究。 文章を読むとき、人は文法の構造に従って先の展開…

がんの悪さは環境次第(論文クリップ)

がんの転移に関する、非常に興味深い研究。Journal of Clinical Investigation誌より がんが致死的になるのは、「転移」が起きるから。この研究では、体内の炎症状態(IL-6サイトカイン濃度)が、がん細胞の転移性を左右することを示した。IL-6ががん細胞に…

忘れることを促進する脳内因子「ムサシ」(論文クリップ)

論文誌「cell」から。 「記憶のメカニズム」というと、ものを覚えるしくみ考えたくなるけど、実際にはものを“忘れる”しくみも必要。線虫を使った研究で、積極的に忘れる(記憶を不安定化させる)ためのメカニズムが、神経ネットワークの中に備わっていること…

「歩きながらデスクワーク」でパフォーマンスアップ(論文クリップ)

オフィスにスタンディングデスクとトレッドミルを置いて、歩きながら仕事をしたら、健康になったのはもちろん、仕事のパフォーマンスも上がった──という研究。参加したのは40人ほどのボランティアビジネスパーソン。1年間、トレッドミルの上で仕事をし続け…

リアクションが遅い人は早死にする(論文クリップ)

ディスプレー上に羊が現れたらできるだけ素早くクリックする──そんなテストで測定した「リアクションタイム」が遅い人は早死にする、という研究。 5000人以上の大人(20〜59歳)がこのテストをして、15年後に死亡率を確認。結果、リアクションタイムが遅い人…

婚姻関係と骨密度に関係がある?!(論文クリップ)

いろんな想像がかき立てられる面白い研究。 安定した結婚関係(またはそれに準ずる関係)を持っている男性は、離婚を経験した男性や結婚したことがない男性に比べて、背骨の骨密度が高いのだそうだ。 ただし、25歳より前に結婚した男性は、それ以降に結婚…

傷を負った細胞を、幹細胞が“治療”する(論文クリップ)

EMBOジャーナル掲載の論文。 ぜんそくなどで傷ついた肺の上皮細胞の修復を助けるため、周囲にある幹細胞(間葉系幹細胞)が、ミトコンドリアを注入するという。この注入プロセスを制御するのは、Miro1というタンパク分子。この分子の発現を増やすとミトコン…

細胞質の相転移(論文クリップ)

「cell」の論文から。 Cell, Volume 156, Issue 1, 183-194, 19 December 2013 バクテリアの細胞内のいろいろなターゲット分子を追跡して内部の流動性を測定するという、実験現場を想像するだけで気が遠くなるような研究。結果、小さな分子は液体的にうごき…

ひらめく瞬間に脳の活動がゆらぐ(ニュースクリップ)

お仕事でいろいろ探していて目に留まった研究。東北大学の研究です。 「ひらめき」が起きる前に、脳の神経活動の「ゆらぎ」が増えているという。 「ひらめき」っていうのは、脳内の情報が今までと異なる結びつき方をして、「あ、あれはこういうことか」と違…

プラセボ効果(ニュースクリップ)

プラセボ効果に関するちょっとおもしろい研究。 頭痛持ちの被験者を集めて、症状が出るたびに頭痛薬またはプラセボ薬(有効成分なし)を投与。その際、どちらの薬においても「これはプラセボです」「これはプラセボか頭痛薬のどちらかです(ニュートラル)」…